[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック


建築のコーナー 自然素材について

自然素材について
2008/4/7


4.壁材(ビニルクロス、和紙クロス、布クロス、珪藻土、他自然素材)について


自然素材・健康素材の壁材(ビニルクロス、和紙クロス、布クロス、珪藻土、他自然素材)が人気があります。

これは、省エネの観点からすきま風だらけだった今までの住宅から、機密性を上げて冷暖防の効率を良くする事から付随して発生した、カビやダニの被害による不健康住宅 からの脱却の結果です。


ビニルクロスであっても、通気性、湿度の調湿機能を持たせたり、可塑剤が原因の一つとして上げられるシックハウス症候群を避けるため、可塑剤を使用していない和紙を 貼ったり、布を貼ったり、調湿性能が大きい珪藻土を使ったり、無垢板(むくいた)を張ったりと多様化しています。
これはビニルクロス一辺倒になってしまった現在の住宅への反発もあるかもしれません。
都市部から地方の農村部まで室内の仕上げはほとんどと言っていいほど良く使われています。自分の住宅を個性化したいという渇望の現れでもあります。



しかし、ありふれたビニルクロス素材の特性を軽視して、毎日のように新聞のチラシに踊るコマーシャルの言葉「自然素材」「健康住宅」のメリットだけに目を奪われると、 せっかく念願のマイホームを手に入れ、暮らし始めて「こんなはずではなかった」と言うことになりかねません。

私ども設計や施工者の立場から完成後お邪魔しても、「どうしてこんなに汚れるのですか?」「このシミ何とかなりませんか?」「自分の家なのに細心の注意をして暮らさないといけない」 と言うような言葉を聴くと、がっかりしてしまいます。

自然素材の選定の意向を聞けば、事前に十分説明はしますが、適材適所で、汚れやすい台所、食堂、居間にはあまりお勧めしていません。

過去の初期布クロス時代を経て、時間とともに改善されてきた経緯をふまえて、自然素材を採用することはそれなりの覚悟がいるのです。

適材適所で、選定することをお勧めします。

とても良い材料ですから、可塑剤に反応してしまうシックハウス症候群の方は別として、家の中全部と言うことではなく、汚れがつきにくい場所を選んで採用して下さい。






まとめると
1.汚れ易い
2.汚れると清掃しても取れない、または取れにくい
3.メンテナンス(清掃)はまず、不可能。貼り替え、塗り替えが必要
4.コストが高い場合が多い
5.汚れがつきにくい場所に使用する。日常使う場所には腰から上とか、天井とか工夫が必要
となるわけです。

1.現行建材の特性理解と変遷(現行建材はなぜこのようになってきたのか)


2.床材(無垢フローリングの特性とよくある現場の話)


3.壁材について:現行のビニルクロスの特性理解と変遷(現行壁材はなぜこのようになってきたのか)


4.壁材(ビニルクロス、和紙クロス、布クロス、珪藻土、他自然素材)