湿気について(その3)
住宅の湿気について悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造と構造の種類に関わらず、室内環境を左右したり、いろいろな問題を発生させるのが湿気であるといっても過言ではないと思います。
3.建物と湿気(外部からの湿気)
建物に影響を及ぼす湿気のうち、まず外部から侵入する湿気についてお話しします。
雨漏りは論外として、床下からの湿気の問題です。
当事務所ではできるだけべた基礎(建物の部分を全部コンクリート打ちにすること) をおすすめしています。その際にコンクリートと下の砕石との間にポリエチレンフィルムを敷きます。
右上の写真をご覧いただければわかるように、地面から蒸発する水分がフィルムによって遮断されるので、まるでビニールハウスのように水滴がついています。
これだけの水分が地面から常に蒸発していることがわかります。条件は違うのですが、太陽の光が当たる場所で1日で、1u当たり水分さえあれば、約40リットルから50リットルも蒸散します。
その水分は一部は床下通気口からの換気によって外部へ排出されますが、残りは、対流作用により、間仕切り壁の間から1階天井裏へ、さらに2階の天井裏へと上っていきます。当然、そこは湿気をおびた状態となってしまうわけです。 木材はたとえ濡れても、すぐに乾燥すれば耐久性は以外とあるものです。長期間、湿気た状態にあることが一番よくありません。
腐朽菌や菌糸類の格好の栄養になってしまうからです。
外部から侵入する湿気の対策として効果的なことは、まず床下の地面から蒸散する水分を くいとめることです。
厚くコンクリートを打って基礎兼用とすれば一番いいのですが、コストの点もあります。どうしても 布基礎しかできない場合は、ポリエチレンフィルムを床下に敷いて、フィルムが動かないようコンクリートを5センチぐらい打つか、 フィルム上に砕石を5センチぐらい敷いて押さえれば、防湿という点で大変効果があります。これから家を計画されている方で、間取りや使用材料で悩んでいる方。
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