湿気について(その2)
住宅の湿気について悩んでいる方は多いのではないでしょうか。木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造と構造の種類に関わらず 室内環境を左右したり、またいろいろな問題を発生させるのが湿気であるといっても過言ではないと思います。
2.加湿について
冬の暖房時に加湿が必要なのは、前回のとおりですが、加湿方法もいくつかあります。どちらも皆さんよくご存じものです。
まず高周波を使って水の分子を振動させて気体にし、送風ファンで送り出すもの。これは一見熱い蒸気の様に見えますが、さわると冷たい蒸気です。
あとはヒーターで少量の水を加熱して文字通り蒸気で送り出すもの。これは熱い蒸気です。空気中に水蒸気を送り出すという意味では両者とも同じなのですが、使い方を間違うと いろいろなトラブルを引き起こします。
冷たい蒸気を出すタイプ(高周波振動タイプ)は滅菌をしていない井戸水で何日もおいたりしたものを使うと、水の中にけい藻やバクテリアが繁殖して、蒸気と一緒に空気中に放出されてしまいます。冷たいままですから滅菌効果は全くありません。これが喉の炎症を 引き起こします。特に井戸水使用の方は毎日取り替えるようにしてください。
では水道水ならいいのか?ということになりますが、水道水でも困ったことが起きます。バクテリアの繁殖は井戸水よりも低いのですが、代わりにカルキ成分が振動によってそのまままき散らされるわけです。長期間これが続くと、パソコンの CRTの画面や内部に石灰状の細かい粉となって付着したりするので、故障の原因になりかねません。メーカーによってはカルキ吸着剤をオプションで用意しているところもあります。
加湿の過失に注意!! いずれにしても長所、短所をよく理解した上で、条件にあった賢い使い方が求められます。これから家を計画されている方で、間取りや使用材料で悩んでいる方。
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