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「刺身のつま」
マグロ、旬のもどりカツオ、ヒラメとうまい刺身はたくさんあるが、「あんな話 こんな話」の「ぐるめ」にでてくる
仲間たちの間でも、以外に忘れられて話題に上らないものに「刺身のつま」がある。
これこそが、主役ではないものの、姿作りなどを演出する重要な脇役だ。主役は誰でも知っている名俳優であるが、脇役はそのいぶし銀のような
存在感で主役を引き立てる。そのお店の板長さんが盛りつけにどれだけ気を使っているかが伝わってくる。
大根、人参、紅タデ、キュウリ、海草類。この何でもない材料を手間暇をかけて仕立てていくのが、おもしろい。
大根のつまを一度でもご自分で作ったことがある方なら、プロのそれと、あなたが作ったそれと比べて
よく観察すると、一目瞭然。1時間ぐらい経過すれば、もっとわかるはずだ。
プロの作った物は、みずみずしく、透明感があり、コシがあるはず。自分で作った物は何となく白っぽく、コシはなく、だれた感じに見える。
料理番組やハウツーものには、冷たい水でよくさらしてから、盛りつけると書いてあるが、少なくとも私が作った限りでは、何度やってもうまくいかなかった。
料理店をしている先輩と、たまたま飲む機会ができたので、質問をすると、「冷水によくさらせばいいんだ」というばかり。2時間ぐらいたって
お互いだいぶ酔いもまわった頃、同じ質問をすると、ようやく教えてもらえた。
「大根のつまの」秘密とはいったい何だったのでしょう?
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